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栽培と生産の豆知識

高麗人参は非常に長い歴史を持った伝統ある漢方薬ですが、その栽培
は現在でも難しいと言われていて、大量生産が可能になったのは、
ごく最近になってからのことなのです。

栽培が可能になるまでは天然ものの「山参」と呼ばれる高麗人参を収
穫したものが市場に流通しており、その希少さゆえに非常に高値で取引
されていたという歴史を持っています。庶民には購入することの出来な
い幻の薬であり、一部のお金持ちにしか購入できなかったと言われて
います。そんな背景から生まれた諺が「人蔘飲んで首括る」という物。
そんな時代と比べれば今ではかなり安価で購入する事が出来るように
なったとも考えられます。科学技術の進歩に感謝したいところですね。

生産に初めて成功したのは徳川吉宗

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徳川幕府を開いた徳川家康の曾孫にあたるのが、時代劇の暴れん坊将軍でもおなじみの徳川吉宗です。

享保の改革という幕政改革を行った人物としても知られているのですが、実はこの吉宗が高麗人参の栽培を大きく奨励したと考えられています。

その結果として、吉宗が権力をふるった時代に日本で初めて高麗人参の栽培に成功したという事実があるとされています。

実は、徳川幕府と高麗人参には深い関係があると言われています。

幕府を開いた徳川家康は大の健康マニアで、当然のことながら、高麗人参にも強い関心を示していたと言います。

そして、その素晴らしい効果・効能に目をつけて日本での栽培に着手しますが、発芽の段階が非常に難しく、断念したという経緯があるのです。

それだけ栽培が難しい高麗人参は、4代将軍の徳川家綱の時代に日本中で大流行したと言われています。もちろん実際に買える人は限られていたのかもしれませんが、そんな時代から現代までの間、人々に愛されているという事からも高麗人参の魅力が窺い知れます。

生産に必要な条件

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高麗人参の生産に必要な条件として、考えられるのが
「天・地・人」という三つの要素です。

天は読んで字のごとく、気候や温度・湿度などの条件がしっかりと揃うこと。非燥・非陰・非陽の環境が理想的な栽培状況だと考えられています。

地は「土地」のことで栄養素をたくさん含んでいる肥沃な土地であれば、しっかりと育つと考えられていますが、最適な状態にまで開墾して仕上げるまでには1年から2年の期間を要すると言われています。

アルカリ性の土が苦手であり、酸性の土を好むという習性があるそうです。化学肥料は生産に向かず、オーガニックの肥料しか受け付けません。

人は文字通り「人間」のことで、全ての過程においてしっかりと人が管理しなければ優秀な高麗人参は育たないという事を意味します。

①土地作り

栽培にはまず土地作りが必要になります。1年から2年の歳月をかけて栄養をたっぷりと含んだ高麗人参に最適な土地に仕上げなければサポニンが豊富に含まれる六年根にまで育たないのです。

②種まき

土壌が整ったら、次はさっそく種をまいていきます。その後は約四年から六年かけて栽培していくのですが、その間は、虫害や根腐れなどに十分に注意しなければいけません。

③収穫

サポニンがもっとも豊富に含まれるようになるのは六年根という栽培から六年目に収穫された高麗人参です。それ以降は栽培が非常に困難であるということから研究用などにしか収穫されません。

④土地を休ませる

高麗人参の栽培には、ここまでで約8年ほどの歳月がかかっていますが、同じ土地を使って植物を育てるには約10年もの間、土地を休ませなければいけません。高麗人参が栄養を吸い尽くしたのです。

まとめ

高麗人参の栽培サイクルは約18年もの歳月がかかります。
そのうえ、栽培は非常に困難であり生産できる環境も限られています。

だからこそ、豊富な栄養素を含んでいますし、
効果や効能も多岐にわたるのではないでしょうか?

いずれにせよ、栽培を行っている農家の方には感謝したいですね!

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